母乳に含まれるニコチンを知りながら禁煙できない人のために
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母乳に含まれるニコチンを知りながら禁煙できない人のために

さて、「母乳にタバコが与える影響」からの続きになります。先回は母乳にはタバコを吸うことでニコチンが含まれてしまうことをご紹介しましたね。

そして、その影響によって赤ちゃんには睡眠の阻害だったり、吐き気、下痢、頻脈などのニコチン中毒症状を起こすことがあるとお伝えしました。

しかし、それでもやめられないと悩んでいる母親もいるでしょう。そしてその理由は何でしょうか?あなたが母乳へのタバコの影響をしっていながら禁煙できない理由は何ですか?

タバコはストレスがあるからやめられない?

残念なことに、医療関係者でさえ、ストレスがあるからタバコがやめられない・・・という考えを持っている人もいるようです。しかし、それは違います。

ストレスがあるからタバコをやめられないというのは、間違っていると私は言っているのです。もし、タバコを吸ってストレスを緩和できるのであれば、昔ヘビースモーカーだった私は今でもタバコを吸っているでしょう。

しかし、タバコはストレスを解消してくれることはありません。

あなたがストレスだと考えているものは実はタバコが引き起こしたストレスです。イライラや何となく不安な感覚、口元が寂しかったり、落ち着かなかったり・・・これは実はニコチンが体内からなくなってゆく際の症状です。

これをニコチン離脱といいます。いわゆる禁断症状です。禁断症状というと、禁煙した人が感じるものと誤解する人がいますが、タバコを吸う人であれば、日常的に感じていることです。

ニコチン離脱はタバコ1本を吸ってから30分もすれば始まります。ニコチンの血中濃度が下がるからです。その際に起こる症状が上記のイライラや不安、つまり・・・ストレスです。

しかし、もう1本タバコを吸ってニコチンの濃度を上げれば、ニコチン離脱はおさまります。そして、さっきまで感じていたイライラや不安はなくなります。そのため、あなたはタバコを吸うとストレスがなくなる!と勘違いしてしまいます。

この「勘違い」は1日に何度も何度も、繰り返されますから、その考えも強化されてゆくわけです。

しかし、考えてください。ニコチン離脱によって感じたストレスをさらにもう1本タバコを吸うことで解決したらどうなりますか?

そのもう1本のタバコを消したらまた次のニコチン離脱が始まります。あなたはまたタバコを吸わなければなりません。そうしなければ、ニコチン離脱のストレスが続くからです。しかも、タバコを吸うことで解消しているのは前の1本を吸ったために引き起こされたニコチン離脱によるストレスだけで、実際の生活の中にあるストレスは何も解決もしなければ、改善もされません。

それどころか、喫煙者は実際のストレスに加えて、タバコが引き起こすニコチン離脱のストレスまでも抱えていかなければならないのです。

この原理が本当に理解できた時、タバコを美味しいなどとは思わなくなります。そして、タバコを本当の意味で卒業することができます。

記事:2009年02月18日

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