タバコを吸うと記憶力は低下する
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タバコを吸うと記憶力は低下する

タバコと記憶力の関連性について新たな報告がありました。この調査は35歳から55歳の4659人を対象にして5年間に渡ってロンドンで行われたものです。

この調査では喫煙者と非喫煙者、元喫煙者の3つのグループに分けて記憶力の検査を行ったものです。その結果から喫煙者の記憶力は非喫煙者に比べて低い結果になる傾向が強かったのに対して、元喫煙者はその傾向が見られなかったのだそうです。

これらの結果をまとめた研究者らは、喫煙(特に中年期)は記憶力を減退および論理的思考能力の低下と関連性があると結論ずけています。さらに喫煙は認知症のリスク要因になるとも付け加えています。

タバコを吸うと記憶力が低下するだけでなく集中力も低下する

タバコを吸っても記憶力は向上しません。喫煙者はみな、タバコを吸うと集中力が増したり、休憩時間に吸えば一息つけると思っていますが、これも誤解です。実はタバコを吸っても集中力は増しませんし、気分も休まってはいません。

その証拠にノンスモーカーはタバコなしで集中できるし、休憩時間もタバコなしでゆったりと休めています。

それに比べて喫煙者はいつも休めてはいません。ニコチンは摂取してから7秒というスピードで脳に達します。しかし、タバコを消した後は体からすぐに消えてゆき、30分で半分にまでなります。

このニコチン離脱が起きると、人はイライラしたり、そわそわしたり、どことなく不安になったり、口元が寂しくなったり・・・します。そこでタバコを吸うとまた7秒というスピードで脳にニコチンが運ばれ、そのイライラや不安、そわそわした気持ちは一瞬にして解消されます。

その時、どこか集中力が増したり、自信がもてたり、休めたりする感覚になります。しかし、実際はニコチンが引き起こしたイライラや不安、そわそわした気分をニコチンをもう一度摂取することによって「ほんの一瞬だけ」解消したにすぎないのです。

このタバコを消す→不安になる、そわそわする→タバコに火をつける→一時的にそわそわ感が解消される→タバコを消す→不安になる→またタバコに火をつけなければならない・・・

といったサイクルは一生、喫煙者につきまといます。このサイクルから自分で抜け出そうとしない限りは。

記事:2008年08月24日

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